2016.05.30 Monday
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お久しぶりです。
昨年更新したっきりですが、気にせず、冬の野菜総括をします!
まだまだ寒いですが暦の上では春なので、急いで冬を終わらせます。
冬の野菜として圃場に植えたのは、ハクサイ、白ネギ、カブの全3種類です。
まずはハクサイ。
苗を買ってきて移植したのですが、移植時期が悪かった…。
見事に春化処理(バーナリゼーション)にかかってしまい、結球しませんでした…。
「自然の威力強し!やっぱりトンネルすればよかったか?」とも思いましたが、
うまくいかなかった状態を見るのもいい勉強だと思い放置していたので、後悔はしていません、ええ。
後悔していませんとも…。
以下、若干園芸に関する専門知識を用いて、ハクサイが結球しなかった理由について説明します。
まず春化処理(バーナリゼーション)とは、
低温に一定期間遭遇することによって、花芽の分化が促進される現象のことです。
植物の種類によって、種子春化型と緑植物春化型に分かれます。
吸水した種子や幼苗が低温に感応する場合を種子春化型、ある程度生長した苗が低温に感応する場合を緑植物春化型といいます。
ネットで調べてればたくさん出てきますので、詳しく知りたい方は是非調べてください。
話は戻ります。
今回育てたハクサイ、これは種子春化型に分類され、買ってきた苗は小さかったので幼苗です。
幼苗を移植した時期が寒いと、低温に感応して花芽分化が促進されます。
花芽分化は生殖生長なので、生殖生長が促進されると、葉の生長である栄養生長は抑制され、結球なんてしません。
以上のように、ハクサイは花を咲かそうと必死になり、葉を作ることを忘れたのでした…。
なお、トンネルとは植物体を覆うトンネル状の被覆材で、これを利用することでトンネル内を高温を保ち、植物体が春化処理(バーナリゼーション)にかからないようにすることができます。
次は白ネギ。
白ネギは根深ネギともいいます。
株元に少しずつ土を被せる土寄せをして、白い部分を多くしていきました。
収穫できた白ネギは、八百屋などで売られているものに比べて白い部分は少ないですが、全く問題ありませんでした。
ということで白ネギは大成功!
最後はカブ。
種子をまいて、本葉が数枚4枚くらい出たところで間引きをして、育てました。
肥料のやり過ぎは葉の生長ばかりを促進してしまい、カブが太るのを抑制してしまうので要注意です。
もっと手っ取り早くカブを太らせられないものなのか…と悩むところではありますが。
最終的に、直径5cmほどのカブがたくさん収穫できました。
八百屋で売っているものは大カブなので、今回収穫した小カブは非常に可愛かったです。
ということでカブも成功!
ハクサイの説明に熱が入り過ぎて、白ネギとカブが蔑ろにされた感がありますが、これにて冬の野菜総括を終わります。